2010年01月19日
座禅会
商工会議所青年部の体験座禅会に行って来ました。
網干の龍門寺、こんなでっかい寺がこんなところに・・・失礼。
河野老師が有名な渾沌のお話をされました。
儵(しゅく)という名の南海の帝王と、忽という名の北海の帝王とが、ある時、世界の
真中の『渾沌』の支配する国で、一緒に出会った。
訪れてきた儵(しゅく)と忽の二人を、渾沌は心から歓待してくれたので、儵(しゅく)と
忽とは、渾沌の心からの歓待のお礼をする相談をした。
他の人には、七つの竅(あな/きょう)があって、その穴で、美しい色を視、妙なる音
を聴き、美味(うま)い食物を食い、安らかに呼吸するが、渾沌だけには一つも竅(あ
な)がない。そうだ、せめてもの恩返しに、ひとつ七つの穴をあけてやろう。
毎日穴を一つづつ開けていったところ、七日目に混沌は死んでしまった。
眼*2 鼻*2 耳*2 口 の7つの穴をあけて、人としての感覚を与えたら
その情報に汚されてしまった。
人間的な有為のさがしらが、自然の純朴を破壊することを象徴的に説いた話です。
さて座禅。五感のすべてをシャットアウトし、徹底的に頭を空っぽにして、空白にす
ることで見えてくる「真理」にたどり着こうとする手法だとか。
座禅中に、余計にいろんな事が浮かんでは消え浮かんでは消え。
悟りの境地は遙かに遠い。
人間に七竅ありて三鬼の忌 猛虎
ふねふねさん撮影の写真拝借しました。ごめんなさい。
網干の龍門寺、こんなでっかい寺がこんなところに・・・失礼。
河野老師が有名な渾沌のお話をされました。
儵(しゅく)という名の南海の帝王と、忽という名の北海の帝王とが、ある時、世界の
真中の『渾沌』の支配する国で、一緒に出会った。
訪れてきた儵(しゅく)と忽の二人を、渾沌は心から歓待してくれたので、儵(しゅく)と
忽とは、渾沌の心からの歓待のお礼をする相談をした。
他の人には、七つの竅(あな/きょう)があって、その穴で、美しい色を視、妙なる音
を聴き、美味(うま)い食物を食い、安らかに呼吸するが、渾沌だけには一つも竅(あ
な)がない。そうだ、せめてもの恩返しに、ひとつ七つの穴をあけてやろう。
毎日穴を一つづつ開けていったところ、七日目に混沌は死んでしまった。
眼*2 鼻*2 耳*2 口 の7つの穴をあけて、人としての感覚を与えたら
その情報に汚されてしまった。
人間的な有為のさがしらが、自然の純朴を破壊することを象徴的に説いた話です。
さて座禅。五感のすべてをシャットアウトし、徹底的に頭を空っぽにして、空白にす
ることで見えてくる「真理」にたどり着こうとする手法だとか。
座禅中に、余計にいろんな事が浮かんでは消え浮かんでは消え。
悟りの境地は遙かに遠い。
人間に七竅ありて三鬼の忌 猛虎
ふねふねさん撮影の写真拝借しました。ごめんなさい。
さて、この臨済宗妙心寺派の龍門寺。
「雪の朝二の字二の字の下駄の跡」を六歳で詠んだという
田捨女さんと深い縁があるんです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
(中ごろ以下に龍門寺の説明があります)
http://blog.goo.ne.jp/kue-biko/e/783983790d978264a6d5870477363635
また先日、日航のCEOになられた京セラの稲盛氏が、
1997年に名誉会長になられた時、
龍門寺と同じく臨済宗妙心寺派のお寺で得度を受けられ剃髪をされました。(←稲盛氏は僧侶でもあります)
最近では、托鉢・辻説法をされながら全国行脚されています。
龍門寺では月に何日か坐禅&法話をしています。
今度、ゆっくり再訪しようかな…なんて思っています。
座禅の仕方を教えて下さった若いお坊さんが、とても凛々しくて素敵でした。座禅堂では、警策の音にびくびくして・・御法話もお聞きしたのですが、すっかり忘れて凡人のままです。
深いお話を聞かれたのですね。
私たちは情報の海の中。時に穴を閉じると観えてくるものがあるのかな・・
座布団の様子ではたくさんの方が参禅されたのですね。小春日で良かったですね。