2017年05月08日

竹生島吟行2017/3

2017年3月、快晴の日曜、亜流里の6名の志士は、初の他流試合に臨むべく、滋賀県に足を踏み入れた。その地で待つは、日田路殿の
ネット句会の同志、あゆみ嬢と恵理子嬢。かくして8人は、少しぎこちなく、吟行をスタートした。

まず向かうは西国札所の竹生島宝厳寺、観光船で30分の船旅だ。宝厳寺と竹生島神社の他には何もないこの島はパワースポットとして人気だ。小一時間で全体を見られるが、そうタイミングよくは帰りの船は来ない。赤こんにゃくと丁字麩で時間をつぶす。長浜に戻り、亜流里チームとネット句会チームに分かれ昼食へ。日田路はいつも美しき女性の味方だ。もちろん亜流里チームが美しくないわけではない。さて、30分ほど車を走らせ、琵琶湖の北、余呉湖にほど近い、築百年以上、17代目亭主が切り盛りする想古亭でうなぎをいただく。珍味でヒガイという魚をいただいたが、この、ヒガイ、「鰉」という字は明治天皇が琵琶湖辺に行幸の際召上がったヒガイの美味しさがお気に入られて宮内省のご用魚としたことにちなんで付けられたとのこと。へーである。さて再び合流した一行は、長浜黒壁スクエアの海洋堂ミュージアム他を見学、帰路に就いた。滋賀名物、たくあんを挟んだサラダパンが売り切れだったのが心残りだ。なお琵琶湖は、法律上は「一級河川琵琶湖」、川らしい。

春愁をのせてかわらけ湖に入る 雅子
願詰めし達磨に届く春日かな   弥生
糸車遥かに比良の雪の果て   遊名
花並木貨物列車の長きこと   薫風
いちまいのみずうみ朧鳶の下  日田路
竹生島雪の連山従える      猛虎











  


Posted by 亜流里  at 14:27Comments(0)