2019年04月06日

カンボジア ラオス吟行 2018/11

タラップを降りれば熱気プルメリア  遊名
パスポート失くしてビエンチャン暑し 猛虎
湖上に暮らす幸ありて風涼し まり亜
闇汁を誰が伝えしラオス鍋  弥生
日本語の飛び交うおでん屋ラオスの夜  雅子
サイレンの如アンコールトムの蝉  逸美
ドラム缶舟に仕立てて裸の子  小春
国隔つ大河メコンの色なき風  一路
王様の沐浴場跡泳ぐ子ら  基
うそ寒や地雷の残る国の寺 文也
万緑に抱かれ眠る遺跡群  敏幸
ラオ仏陀イケメン像に小雀群れ  まり夫







  


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2019年04月06日

関ヶ原 養老反転地吟行 2018/9

古戦場首の数だけ曼殊沙華 小春
首化粧は女の仕事鷹渡る 猛虎
秋の野の敵陣突破島津勢  基
玉虫の骸うつくし合戦地  遊名
古戦場赤とんばうの飛び交ひて  土筆
先陣は井伊赤備赤蜻蛉  日田路
旅人の月道連れに帰りをり  壮月
関ケ原は霊の数だけ彼岸花  弥生
のろしの如籾殻煙る古戦場  まり亜
家康の陣跡包囲す彼岸花  豊






  


Posted by 亜流里  at 17:30Comments(0)

2019年04月06日

天理 桜井吟行 2018/7

熱風のおぢばがえりにつきまとふ  一路
神殿の回廊闊歩するアロハ  小春
麦茶です薬缶で注ぐ児の笑顔  豊
天理の子おじばがえりと云う帰省 辰若
どの村も三輪山へ向く麻暖簾  猛虎
炎天に神威あまねし大鳥居  壮月
礼拝の声のすずしき大庇  日田路
三輪山の雲をかき混ぜ野分去る ほのほ
若冲の絵なり神鶏夏の奈良  基
神木に蛞蝓宿す三輪大社  薫風
湯浴みして天女が遊ぶはちすかな  はるひ
爽やかに夕焼雲と薬草湯   風斗
ナメクジの巨神生わすや三輪神社  弥生





  


Posted by 亜流里  at 17:21Comments(0)

2019年04月06日

宝塚 武田尾廃線吟行 2018/6

ランチタイム蜻蛉に瀬石借りました 遊名
湯上りの胸をはだけて合歓の花  青二
廃線の行きつくとこや山滴る   薫風
いい湯だな麦酒の後のスダチ蕎麦 風斗
コンビニのタカラジェンヌや氷菓子 豊
枕木の跡に小さき蛇苺  基
廃線の駅長旧舎に蠅叩 猛虎
梅雨晴間瀬音激しく武庫流る まり亜
廃線のでで虫人を怖がらず 雅子
鉄道夫夏に自慢の力瘤 文也
草笛にスタンドバイミー若葉風 弥生
ただ夏の渓川に沿ひ下りけり 土筆






  


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2018年08月11日

8月11日の記事

2018/6 尾道しまなみ海道吟行

尾道に時の少女を探す夏 薫風

義経の刀ぞ見たか青蜥蜴 遊名

甲冑の胸の膨らみ夏燕 小春遊名

尾道のクレーン突き立つ皐月空 弥生

風光る巨岩の中の千光寺 辰若

燕飛ぶまこと小さや尾道は 壮月

夏の空うず潮橋で待ってます 基

汗をして並ぶ尾道ラーメン屋 辰若

青嵐海賊の墓一所に 猛虎







  


Posted by 亜流里  at 16:14Comments(0)

2018年08月11日

原始の宴 豚の丸焼き吟行

2018/4/30 市内の某会が主催する原始の宴という豚の丸焼きを食す会に亜流里メンバーで参加した
なんでも句のネタにしてしまうところが俳人の哀しい性だ

新樹光レジャーシートに散りばめて 猛虎

竹の子の横に炭酸露天風呂 風斗

しがらみを脱いで原始のキャンプ場 功

全員がギャートルズなり夏来る 基

老いてなおロックンローラー青葉風 日田路

千人が豚を喰らいて山笑う 薫風

野の宴まずはビールで乾杯し 壮月




  


Posted by 亜流里  at 15:56Comments(0)

2017年06月17日

猛虎の高くないから食ってから死ね2

つちやの天丼。大阪駅 駅マルシェの中にある天丼屋。本店は、江坂でミシュラン二つ星。私の中には、天ぷらは、みかわ是山居がそびえ立っているので、それから比べると、まだまだではあるが。本店は天ぷら屋としてはリーズナブルでよい。関西らしく、天ぷら専門店ではなく天ぷら懐石のようなコース仕立てである。で、駅マルシェ店、メニューは天丼のみ。ひつまぶしセットを一緒に頼み、天茶にして楽しみます。
ちなみに天茶というものは、25才のとき、掲出のみかわで、初めて食べました。隣の女性が食べている天茶を見て、失礼ですが、それは何ですか?と尋ねたことを思い出します。みかわの早乙女氏は当時40代、勢いのある天ぷらを出されていました。今では日本を代表する料理人、NHK仕事のプロフェッショナルにも登場されます。余談ですが、この方は、伊藤若沖の作品を個人で10作以上所有されています。



  


Posted by 亜流里  at 19:44Comments(0)旅先の食べ物

2017年06月17日

猛虎の 高くないから食ってから死ね1

本当に美味かった、ってものだけを紹介していく新コーナー「猛虎の高くないから食ってから死ね」
過去にさかのぼって薄れていく自分の記録のために、少しずつアップしていきます。麺類がほとんどですが(笑)

まずは伊藤の中華そば。初めて行ったのは10年?くらい前、王子駅から歩いて15分くらい。ガレージみたいなつくりの店でした(笑)
煮干しの出汁にそばとねぎのみ、潔いが拍子抜けのビジュアルであったが、今ではミシュランガイドに載り、銀座進出。とても行きやすくなりました。話題の銀座SIXの真裏。お買い物ついでに是非どうぞ。

伊藤
  


Posted by 亜流里  at 19:25Comments(0)旅先の食べ物

2017年06月17日

ラピュタの島 友が島吟行

2017/6/4 快晴の日曜、ラピュタの島と呼ばれる和歌山の友が島に吟行に出かけた。
10時の船に乗るため、姫路を07時にスタート、連絡を取りつつ、車2台で出発したが、ちょっとしたトラブルがあり、1台が間に合いそうにない。10時の次は11時、と思いきや、先乗り隊より「本日は10時半の臨時便が出る、それに乗船しよう」ということとなった。この情報は後に駐車場のおっさんのガセネタと判明する。
わかりにくい駐車場に着いたのが丁度10時。船着き場で先乗り隊、文也氏が手を振る。「急げー」10時半には余裕のはずが、といぶかしみつつ、10時8分乗船。何と10時発の船が我々を待っていてくれたのである。というか無理矢理待たせたというのか・・・
とにかく友が島へ上陸。第1、第2砲台跡から、友が島灯台、ビールと蛸飯で小休止の後、メインの聴音所、第3砲台へ。都合3時間ほど歩き回ることとなった。
和歌山市内へ戻り、人形供養で知られるパワースポット淡島神社へ。人形、人形、人形、何万体いるのかとても怖い。悪いことをする人形はいない、と神社のホームページには書いてあるのだが・・・。婦人の病気や子授かりでも御利益があり、下着を納める女性も。
紀三井寺に参拝し、帰路へ。片道3時間弱、距離はあったが実り多い吟行であった。

半地下の海軍潮音所より香水 猛虎
東経百三十五度の夏帽子 遊名
青蔦や帝国陸軍測量部  日田路
夏が来たライフセーバの大胸筋 弥生
このままに夏野とならむ砲の跡 雅子
桟橋の下で見送る水母かな 土筆
天空の青盗みけり夏の海 和佳子
緑さす弾薬庫より鎮魂歌 小春
渡船待つ吟行連夜や夏木立 文也
船入りて坂道急ぐ夏帽子 京子
万緑の社に奉納せし下着 辰若
紫陽花に頬杖観音紀三井寺 真弓
ためいきや海月に嫉妬する女 壮月
すれ違う道を譲りて夏帽子 まり亜

友が島灯台










  


Posted by 亜流里  at 19:11Comments(0)今月の句会

2017年05月08日

竹生島吟行2017/3

2017年3月、快晴の日曜、亜流里の6名の志士は、初の他流試合に臨むべく、滋賀県に足を踏み入れた。その地で待つは、日田路殿の
ネット句会の同志、あゆみ嬢と恵理子嬢。かくして8人は、少しぎこちなく、吟行をスタートした。

まず向かうは西国札所の竹生島宝厳寺、観光船で30分の船旅だ。宝厳寺と竹生島神社の他には何もないこの島はパワースポットとして人気だ。小一時間で全体を見られるが、そうタイミングよくは帰りの船は来ない。赤こんにゃくと丁字麩で時間をつぶす。長浜に戻り、亜流里チームとネット句会チームに分かれ昼食へ。日田路はいつも美しき女性の味方だ。もちろん亜流里チームが美しくないわけではない。さて、30分ほど車を走らせ、琵琶湖の北、余呉湖にほど近い、築百年以上、17代目亭主が切り盛りする想古亭でうなぎをいただく。珍味でヒガイという魚をいただいたが、この、ヒガイ、「鰉」という字は明治天皇が琵琶湖辺に行幸の際召上がったヒガイの美味しさがお気に入られて宮内省のご用魚としたことにちなんで付けられたとのこと。へーである。さて再び合流した一行は、長浜黒壁スクエアの海洋堂ミュージアム他を見学、帰路に就いた。滋賀名物、たくあんを挟んだサラダパンが売り切れだったのが心残りだ。なお琵琶湖は、法律上は「一級河川琵琶湖」、川らしい。

春愁をのせてかわらけ湖に入る 雅子
願詰めし達磨に届く春日かな   弥生
糸車遥かに比良の雪の果て   遊名
花並木貨物列車の長きこと   薫風
いちまいのみずうみ朧鳶の下  日田路
竹生島雪の連山従える      猛虎











  


Posted by 亜流里  at 14:27Comments(0)

2017年02月03日

吟行 岡山県 鬼の城~おっぱい神社

2017年最初の吟行は、9名で岡山県総社市の古代山城 鬼の城へ。
雪残る山道を登れば砦が現れる。観光客もほとんどおらず、静寂に包
まれた砦で、鬼の城が作られた、1300年前、日本が倭と呼ばれていた
昔に思いを飛ばす。気づけば遠くに讃岐富士が見えた。

鬼の城をあとにし、おっぱいの神様で有名な軽部神社へ。世にも珍しい
おっぱい絵馬には、病気快癒や授乳の悩みなどが綴られる。まれにE
カップになれますように、などという直接的なお願いもあり、ほほえましい。

さて一行は、鬼ラーメンなる激辛ラーメンを食し、横溝正史の疎開宅のある
倉敷市へ。普段観光客も来ないのか、4台ほどの駐車場は、疎開宅詰めの
おばちゃんの車であふれ、止められない。誰も通らない道に路駐し、中へ。
9人できたことを伝えると、上を下への大騒ぎ。お茶とお話をいただき、
最終目的地、吉備真備公園へ。吉備真備は、漢字からカタカナを作った人。
我が街の広峰神社の創健者でもあるらしい。吉備真備駅をすぎ、日本酒
吉備真備を階に創業130年の酒屋へ。店前に駐車して、お酒を買いに出よう
としたら、後部でドン、と鈍い音。酒屋のじいさんが、逆突、バックでぶつかっ
てました。けが人もないので、警察を呼び、物損処理。温泉で汗を流して
帰路に就いた。

カタカナは漢字の一部梅探る 猛虎
聞き込みす金田一耕助のマント 遊名
鬼の城の瀬戸を見つめる雪だるま 弥生
酔狂か真冬に老いの吟行団 壮月
肩寄せるおっぱい絵馬や日脚伸ぶ 小春
初登山吉備王国を一望す 辰若
ロボットに性別はなし星冴ゆる 基
白菜の口縛らねば姦しき 日田路
解け始む展望台の雪だるま 土筆









  


Posted by 亜流里  at 13:40Comments(0)今月の句会

2016年12月07日

ボトル彫刻

友人がボトルに様々なメッセージやデザインを彫刻してくれます。
私の駄句も、ボトルに彫り込まれると、この通り。数段よく見えます。
画像の回転のさせ方がわからない・・・・


  


Posted by 亜流里  at 15:57Comments(0)ひとりごと

2016年12月02日

ラオス吟行

2015年11月 句会亜流里初めての海外吟行はなんとラオスの世界遺産ルアンパパーン、東南アジアのいくつかは旅しているが、
ラオスという国は全くなじみがない。亜流里メンバー13人とご家族総勢16人は、やはりメンバーのラオス通有紀子ガイドの元、様々な
事態に遭遇する、珍道中にスタートしたのだ。詳細は、さておき俳句だ

のどかなり川の恵みと暮らす民  亜紀
水浴びは象と一緒にラオスの子  小春
万という単位の軽き蝶の国     海童
旅人をのせて余生の象の耳    遊名
トゥクトゥクの避け老犬の大昼寝 日田路
うたかたの竹橋渡る星月夜    弥生
幼僧の素足正しく地を踏めり   雅子
機を織る少女の肩に蝶の影    妙高
象の墓場はきっと春のメコン川  猛虎
剥くにつれバナナの花の摩訶不思議  一路
えぐられし乾季のメコン川淀み   基
乾季来し老いらくの象河渡る   文也
もやけぶる托鉢の朝夢の国   宍戸




後日談、こんなに楽しい旅行はなかった。旅行は誰と行くか?ですね
メンバーは文才の塊、その中でも簡潔に見事に後日談をうたい上げた妙高氏の手記を掲載しておく
皆で近々の再訪を誓った

私もラオスで考えた  妙高

ラオスから帰国して、2週間近くが経ちましたが、私はまだラオス熱に患っております。
正直、出発前には、ラオスに大きな期待を抱いておりませんでした。
有名な句会の12世が、行き先地をミャンマーやベトナムと間違っていたのと50歩100歩でした。
食事が合わない。行先に関する旅行案内書が少ない。ルアン・パパンが覚えられない
(私、イヤン・パパンと覚えておりました。)等散々な第一印象でした。

でもこの予想(?)をラオスは、大きく外れさせてくれました。
まずガイドさんが素晴らしかったこと。食事が美味しかったこと。ラオスの人たちが、心優しかったこと。
悠久のメコン川が見れたこと。象に乗れたこと。そして、それらの全てを受け入れている有紀子さんの
ラオス愛が感じられたこと等。

物を見る旅というより、多くを感じる旅となりました。これらの感情を一言で言うと「懐かしさ」でした。幼い頃、
毎日感じていて、いつの頃からか失くしてしまった「ゆっくりとした」空気感でした。この空気感をいつの頃か
らなくしてしまったのか?失くしたのは、私だけだったのか?ひょっとして多くの日本人が何処かに置いてき
てしまったものなのか?ラオスは、人を思索人にする。こんなことを思いながら、次のラオス行きを考えてい
る私です。























  


Posted by 亜流里  at 11:16Comments(0)今月の句会

2016年12月02日

出前俳句授業

11月28日、海を渡り、坊勢島の坊勢小学校へ出前俳句授業に行く。対象は5,6年生50名だ。
チームに分かれた子供たちは、それぞれの場所で、思い思いに俳句を作る。みんなとても楽しそうだ。
島の学校は切り立っている。上と下に小さなグランド、校舎の1階と4階くらいの高低差、みんな足が
速いらしい。楽しい句会の後は、乱菊でちらし寿司、具沢山で酢飯までなかなかたどり着かない。
街中には野良犬がいっぱい、食べ物に不自由しないのか、よく太り、寝ころんだまま。去年の
ラオス吟行を思い出した






  


Posted by 亜流里  at 10:26Comments(0)ひとりごと入選・マスコミなど

2016年12月02日

六甲縦走

11/23(祝)は4年ぶり?の六甲縦走。今年は、神戸マラソンと近かったせいか、
2000人の定員割れをしたようで、チケットが当たってしまった。
六甲縦走は神戸の須磨浦公園から宝塚までの56kmを六甲山を上り下りしながら
15-6時間で歩く大会である。
過去5回ほど完走しているが、前日、翌日とゴルフ予定だったので、市ケ原から
新神戸へ降りる、30キロを目指し、6時半にスタートしたが、日ごろの不摂生がたたり
左ひざに激痛、25km市ケ原で豚汁をいただいてリタイアとなった。
久々に復活の縦走熱、少し減量しよう



  


Posted by 亜流里  at 10:13Comments(0)ひとりごと

2016年12月02日

第10回播磨芭蕉忌フェスティバル




2016年11月6日(日)第10回芭蕉忌フェスティバルを盛大に開催した。姫路市内の増位山随願寺に芭蕉の蓑笠があることを知り、
市民に広く知っていただこうと芭蕉忌をはじめて、10年、一区切りを迎え、感無量である。この春、第1回目よりご指導いただいた、
「ひいらぎ」主宰、小路紫峡先生がご逝去されたのでなお一層の思いである。ご冥福をお祈りいたします。

さて、芭蕉忌は120名のご参加をいただき、姫路護国会館で開催した。東京より、月間俳句界 林編集長の講演会、一般の部、
学生の部の事前投句表彰式、当日投句表彰式と盛りだくさんの内容であった。地元ケーブルテレビのWINKも取材に入り、
12月にオンエアの予定となっている。さて、来年の新しいステージへ進もう  


Posted by 亜流里  at 10:00Comments(0)播磨芭蕉忌フェスティバル

2016年09月20日

俳句王国がゆく NHKeテレ

昨年に続き、NHKeテレ 俳句王国がゆく に出演しました。司会はU字工事さん、夏井いつき先生、豊田エリーさん、松尾伴内さんと我々素人俳人4名、長崎県波佐見町での俳句バトルでした。

勝利チームの賞品は くらわんか茶碗 です

長崎県波佐見町で大量生産され庶民の器として親しまれた茶碗。江戸時代、大阪の淀川で客船のお客相手に飲食物を売っていた小船「くら
わんか船」が使っていました。飯くらわんか?酒くらわんか?割れにくい陶磁器、いかにもの名前です

林檎の芯囓り少年走り走る 猛虎










  


Posted by 亜流里  at 11:53Comments(0)入選・マスコミなど

2016年07月22日

7月22日の記事

2016/5/29(日)明延鉱山-天滝-かいこの里へ吟行。
明延鉱山の超お笑い系ガイドさん、われらが土筆さんと絶妙のボケツッコミ。
爆笑の声は坑道いっぱいに響き渡りました。天滝は少し雨に降られながらも
山ヒルにあうこともなく、無事のぼりきりました。今回もとても楽しい吟行でした。

露天湯のドレミファソラシ走り梅雨 猛虎
天平に納めし赤銅夏の夢      文也
これよりは神の遊び場滝しぶく   青二
天滝や突如現れ零れ落ち      基
廃坑の黄金伝説山笑う        薫風
山蛭の怖さを知らず白き肌     土筆
君知るや世に蚕だけ絹を吐く    壮月
天滝や絹の如くに滑り落つ     太
天滝や夏もろともにすべり落つ   一路
木洩れ日を集めて白き山うつぎ  小春
天滝のしぶきに輝く青紅葉     弥生

ささやきをまた聞き返す滝の前   英俊
  


Posted by 亜流里  at 11:33Comments(0)

2016年07月22日

7月22日の記事

2016/7/18 滋賀県MIHOミュージアムへ吟行。参加者は13名の大所帯。長いトンネルを抜けると現れる圧巻の美術館は、景観保護のため、一度山を削り、建物を建設し、再び埋める、という大工事だったらしい。目当ての若冲、白い象は展示されていなかったものの、茶釜の特別展、常設の展示も楽しめた。牛石で近江牛に舌鼓のあと、忍術屋敷へ。落とし穴や回転扉、隠し部屋など面白かった。みなさん、どんな句をひねり出したことやら・・・
  


Posted by 亜流里  at 11:12Comments(0)

2016年05月21日

4年ぶりの更新

存在をすっかり忘れていた句会亜流里のホームページ。過去にもさかのぼりながら、たまには更新していきたいと思います。

さて本日は、小学校で「出前俳句授業」。95名の5年生に、俳句の授業を実施しました。校庭での俳句ネタ探し、体育館での
俳句作り、ミニ句会と大盛り上がりの2時間。元気のいい、素直な子供たちばかりでたくさんの素敵な句ができあがりました。
  


Posted by 亜流里  at 09:14Comments(0)