2017年02月03日

吟行 岡山県 鬼の城~おっぱい神社

2017年最初の吟行は、9名で岡山県総社市の古代山城 鬼の城へ。
雪残る山道を登れば砦が現れる。観光客もほとんどおらず、静寂に包
まれた砦で、鬼の城が作られた、1300年前、日本が倭と呼ばれていた
昔に思いを飛ばす。気づけば遠くに讃岐富士が見えた。

鬼の城をあとにし、おっぱいの神様で有名な軽部神社へ。世にも珍しい
おっぱい絵馬には、病気快癒や授乳の悩みなどが綴られる。まれにE
カップになれますように、などという直接的なお願いもあり、ほほえましい。

さて一行は、鬼ラーメンなる激辛ラーメンを食し、横溝正史の疎開宅のある
倉敷市へ。普段観光客も来ないのか、4台ほどの駐車場は、疎開宅詰めの
おばちゃんの車であふれ、止められない。誰も通らない道に路駐し、中へ。
9人できたことを伝えると、上を下への大騒ぎ。お茶とお話をいただき、
最終目的地、吉備真備公園へ。吉備真備は、漢字からカタカナを作った人。
我が街の広峰神社の創健者でもあるらしい。吉備真備駅をすぎ、日本酒
吉備真備を階に創業130年の酒屋へ。店前に駐車して、お酒を買いに出よう
としたら、後部でドン、と鈍い音。酒屋のじいさんが、逆突、バックでぶつかっ
てました。けが人もないので、警察を呼び、物損処理。温泉で汗を流して
帰路に就いた。

カタカナは漢字の一部梅探る 猛虎
聞き込みす金田一耕助のマント 遊名
鬼の城の瀬戸を見つめる雪だるま 弥生
酔狂か真冬に老いの吟行団 壮月
肩寄せるおっぱい絵馬や日脚伸ぶ 小春
初登山吉備王国を一望す 辰若
ロボットに性別はなし星冴ゆる 基
白菜の口縛らねば姦しき 日田路
解け始む展望台の雪だるま 土筆









  


Posted by 亜流里  at 13:40Comments(0)今月の句会